ゼミ紹介 Research FOCUS(久保田ゼミ)

kubota Seminar 「実践から学ぶ参加型学習」久保田 賢一 教授
【久保田教授のモットー】「チャレンジ!」
自分の居心地の良い世界で満足せず、もっとチャレンジして欲しい。

受け身な学習から、より能動的な参加型学習へ。

携帯電話やスマートフォン、インターネットにツイッター、ちまたにあふれるブログからYouTubeまで、まさに情報化社会と呼ぶにふさわしい世の中になっています。そして、新しいメディアやツールの出現によって、今までは予測もしなかった新たな問題も起きています。これからは、これらの今まで予測していなかった新たな問題に対応できる力が求められてくるのです。

そのためには、従来のように知識をため込む学習形式や、机に座って先生の話を聞く受け身の教育ではなく、もっと能動的な学習方法が必要になります。与えられた問題ではなく、自分で問題点を発見する力。教えてもらうのではなく、自らツールを駆使して情報を収集する力。話しかけられるのを待つ姿勢ではなく、積極的にコミュニケーションを図っていく力。私のゼミでは、このような新しい力を身につける方法と、自発的・自主的な新しい学びのスタイルに必要な環境を研究しています。それは、学校教育だけでなく、おとなが学ぶ生涯学習なども研究領域に入ってきますし、日本国内だけではなく、アジア、アフリカ、ラテンアメリカなど世界の国々における学習環境に関しても研究を行っています。

従来型の教育は、知識をモノと考え、先生の持っている知識を生徒に伝えていくという発想です。いわゆる伝達型の教育でした。視聴覚教育といって、先生の選んだ有名な音楽を聞いたり、映像を見たり...もちろん、それを無意味だとはいいませんが、でもそれではやっぱり受け身なんですよね。そうじゃなくて、自分で動画を編集して、YouTubeに動画をアップしてみるとか、その動画への反響を体験してみるとか、それら一連の能動的な行動から得られる知識や知恵、自分のルール作りが大切なんじゃないか、そんな風に感じているのです。

体験して、失敗して、初めて身につくこともある。

新しいツールや新しいメディアは成熟していない分、良い面もあれば悪い面もあります。悪い面ばかりをクローズアップして禁止したり、あれはダメ、これもダメといった、大人の作る枠の中で学ばせるのではなく、もっと実践的に自ら経験し体感させることが大切ではないでしょうか。

私のゼミ生に、高校生の頃からネットゲームにはまり、多い日は1日17時間、ご飯も食べずにゲームをしていた、いわゆるゲームジャンキーの学生がいました。ところが、ゼミで行ったフィリピンでのワークショップに参加してから、一切ゲームをしなくなりました。フィリピンでの経験が彼を変えた。ゲームなんかしている場合じゃない、自分にとって必要なのはゲームをする事ではないと気がついた。あるいは、世の中はゲームなんかより、もっと刺激的で面白いことがたくさんあるんだという事実に気づいたわけです。

私のゼミや授業は、「教える」授業ではありません。自ら学ぶ授業であり、自ら考える授業です。課題すらも自分で見つけてもらいます。その自主性を自発的に身につける方法、考える姿勢を身につける授業です。言葉で説明することは難しいのですが「生きる力」を身につけるゼミでありたいと考えています。

students' COMMENTS

久保田先生の基本方針は「教えない」。

この久保田ゼミに入る学生は、「3・4年次を、何かに熱中して熱く過ごしたい」だったり、「自主性を身につけたい」であったり、「人としての能力を伸ばしたい」だったりと、ゼミで知識を身につけるのではなく、久保田先生のもとで、3・4年次の2年間を過ごすことを目的にしています。「○○を研究する」○○に意味があるのではなく、どのように準備をし、人を巻き込み協力体制を築き、いかにプロジェクトを進めていくのか、その過程そのものが久保田ゼミの課題目的です。

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実社会で生き抜く力を身につけるゼミ。

例えそれが海外でのワークショップであっても、現地との連絡や調整など、事前準備から開催まで、全てが学生の自主性・自発性に委ねられます。学生にとっては、すごいプレッシャーですよね。必死になりすぎて、意見交換から口論になってしまったりすることもあります。でも、その過程の全てが学ぶべき事なんです。失敗もしょっちゅうですが、その失敗も反省も全てがこのゼミで学ぶ事なんです。今は学生という守られた立場でも、いずれは社会に出て厳しい世界でもまれて行かなくてはなりません。それまでに自分を変えたい、実社会で生き抜く力を身につけたいという人にこのゼミに来てもらいたいですね。

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