ゼミ紹介 Research Focus(黒葛ゼミ)

Krokuzu Seminar 「実学としての会計学。」黒葛裕之教授【黒葛教授の座右の銘】「何事にも誠実に。」一生懸命努力したことは裏切らないと信じています。

「おでん」でわかる会計学

ゼミでは、主に会計情報システムについて研究しています。会計学というと電卓や簿記を想像し、なんだか堅そうと思う人が多いかもしれませんが、そうでもないんですよ。例えば、コンビニのおでんについて考えることが、会計学に繋がるともいえます。

寒くなったら、レジの横におでんが出てきますよね。当たり前ですが、暑い時期には出ていません。なぜか? あまり売れないから、ですよね。
では秋から冬にかけて、いつおでんを売り出せばよいのでしょうか? そこで、おでんが多く売れた過去のデータを参考にするわけです。現に売り上げとしてお金が動いているので、お金の出入りを示したデータを利用するこの方法は、とても確実な方法ですよね。これがいわゆる会計情報システムというわけです。
ゼミでは、このようにわかりやすい実例を出しながら、具体的にこの会計情報システムを掘り下げていきます。

伝票1枚で色々なことが分るんです。

会計学をやっていると、「へー、伝票1枚で色々なことが分かるんですねー。」と言われることが多々あります。そう、本当に色々な事が見えてきます。でも、社会背景や経済情勢も知っていなければ、見えて来ないこともたくさんあります。
授業では、お金の動きを知るために、まずは社会の動き、会社の中での仕事の流れ等も学んでいきます。
実際の社会での事例を含め、私自身が工場へ伺い現場の光景や、ものづくりの製造工程をビデオに収め学生に見せたりもします。教科書やニュースだけでなく、形のあるものとして、なるべく実際の姿で見せてあげたいと、常に意識しています。もちろん、私が取材に行くだけでなく、学生にも取材ビデオを実習作成してもらうこともあります。学生の目の付け所は、新鮮で非常におもしろい。新しいテーマに広がっていくことも少なくありません。
新しい会計学としてはネットショッピング、ICカードのSUICAやICOCAなどの電子マネーも挙げられます。このような新しい分野も、学生と一緒に取り組んで研究していきたいと思っています。

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黒葛ゼミの合宿は「負けられない合宿」。

黒葛ゼミでは、夏の終わりに毎年恒例の夏合宿があります。黒葛先生はそれを「負けられない合宿」と呼んでいます。 合宿を行う宿舎は他の大学の人たちも多く利用していて、夜になればどの大学の学生も花火をして楽しんでいます。しかし黒葛ゼミの花火に対する気合いの入り方は普通じゃありません。どの大学よりも大きな花火を上げるというこだわりを持っています。
他大学が3発上げればこちらは5発、10m上げれば、こちらは30m。 勝手にですが、他の大学と張り合って花火をするのです。先生を筆頭に熱が入り、めちゃくちゃ盛り上がる合宿となります。
もちろん、この合宿の本当の目的は会計学の基礎的なことを押さえる勉強合宿。はい、わかっていますよ、黒葛先生。

就職活動では、会計学の切り口で企業を見るようになります。

高校の頃から会計学に興味があるという学生はそれほど多くないかも知れません。 ゼミ生の大半は、大学で会計学の授業を選択したことや簿記で興味を持ったのだと思います。 まれな例では、アルバイト先の棚卸の時、在庫が3,000個も合わないのに「数え間違い」と言われ、何度も何度も、在庫を数えさせられたことが、会計学に興味を持ったきっかけという学生もいます。
会計学と聞くと、最初は「?」と思うかもしれませんが、今まで知らなかったお金の使い方を勉強できたり、全く分からなかった財務諸表(決算書)も読めるようになってくると、ここからは俄然楽しくなってきます。

就職活動では、経常利益や資本金など会計学の切り口で企業を見るようにもなりましたね。会社を設立するにせよ、日々生活をするにせよ、お金はとても大切なものなので、生きていく知恵を身につけているような感覚があります。将来は金融関係の仕事を希望する学生が多いですね。 先生は、ひとことで言えば「おもしろいセンセイ」です。難しい専門的な内容でも、様々な実例を出しながら具体的に話を進めていくので、とても分かりやすいですよ。 会計学といえど、堅く考えて欲しくないですね、根っからの文系の人でも、全く心配はありません。 少しでも興味のある方はぜひ選んでみてください。待ってます!