関西大学 人間健康学部

講演会・シンポジウム等Seminer

シリーズ 笑いの総合科学(第3期)の第3回を開催しました。

  • ■日時

2月19日(日)に、「シリーズ 笑いの総合科学(第3期)」の第3回を開催いたしました。

講 師:KANSAIこども研究所所長 原坂 一郎
テーマ:子育て・孫育てに役立つユーモア

子どもを育てる親にとって子育てとしつけは常に頭を悩ませる問題です。今回は、保育士と
して長らく子どもと接してきた原坂一郎先生にお越し頂き、なかなか分かってもらえない子ど
もの気持ちを大人に伝える「子どもの代弁者」という立場から、子育て・孫育てに役立つユー
モアの方法を伝授して頂きました。

子どもは大人と違って「作り笑い」ができず、心の中で「楽しい」「嬉しい」「面白い」と感じた時
にしか笑うことはありません。また、自分の身の回りに少しでも緊張感や不安な状況があると、
子どもは笑えなくなります。そんな子どもの気持ちを解きほぐしてくれるのが「ユーモア」です。
ユーモアは自分の目の前の相手を「笑顔にしたい」「楽しませたい」という気持ちさえあれば
誰にでも発揮できる特性です。子育てや孫育ての際に、その言動の中にそんな気持ちを込め
るだけで子どもは安心して笑顔を見せてくれますし、子どもは自分を楽しませてくれる大人が
大好きになり、良い関係を築けるようになります。

大人は身の回りのあらゆることに不平を漏らし、特に子どものあり方についてはついつい
「ないものねだり」をしてしまうもの。子どもは、今、自分の眼の前にある状況に満足してそれ
を存分に楽しもうとする「あるもの満足」の生き方を常に実践しています。大人が成長するに
つれていつの間にか忘れてしまった子どもの気持ち。子どもの目線から見た世界とみずから
の中にあるユーモア性を見つめ直すことから、楽しみながら余裕を持って子育て・孫育てに
臨む方法を学ぶことが出来ました。

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シリーズ 笑いの総合科学(第3期)ご案内
http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_hw/2011/12/3-2.html

※注意事項
「シリーズ笑いの総合科学」では、テキストを使用します。
(テキストは講座開始時に、定価2,940円を2,500円で販売しております。講座テキストを
ご購入の方には、各担当の先生方の直筆のサインを入れていただけます。)