関西大学 人間健康学部

講演会・シンポジウム等Seminer

シリーズ 笑いの総合科学(第3期)の第2回を開催しました。

  • ■日時

1月22日(日)に、「シリーズ 笑いの総合科学(第3期)」の第2回を開催いたしました。

講 師:漫才作家 藤田曜
テーマ:漫才作家の創作ヒント

皆さんは漫才師に台本を提供する「漫才作家」という職業があるのをご存知でしょうか。今回は、
「夢路いとし・喜味こいし」や「横山たかし・ひろし」などの有名漫才師の漫才台本を手がけてこら
れた藤田曜先生にお越し頂き、漫才における笑いの作り方を学びました。

私たちがいざ何か面白いストーリーを考えようとしても、なかなかアイデアというものはすぐには
浮かんでこないもの。そんな時、藤田先生が活用されているのが、「ドッキング方式」です。「キー
ワード」「場面」「人物」の3つの要素を組み合わせることで、色々とありえない状況を思い浮かべ
ることができます。たとえば、「時代劇」というキーワードと「喫茶店」という場面を組み合わせる
と、どのような面白いストーリーを描くことができるでしょうか? 店員さんの服装は? メニュー
の形やその面白い出し方は? 喫茶店の中なのに馬に乗って登場する人物とは?・・・などな
ど、本来、出会うことのない要素をドッキング方式で組み合わせることで、そこから面白い話の
創作のヒントが次々と湧き出てきます。

私たちの日常生活の中にあるさまざまな出来事について常に意識のアンテナを張っておくこと。
面白いストーリーのアイデアは、そこにちょっとした工夫を取り入れることから生まれます。受講
者の皆さんと一緒に頭をひねりつつ、日常生活に活かせる笑いを生み出す方法について実践
的に学ぶことができました。

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シリーズ 笑いの総合科学(第3期)ご案内
http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_hw/2011/12/3-2.html

※注意事項
「シリーズ笑いの総合科学」では、テキストを使用します。
(テキストは講座開始時に、定価2,940円を2,500円で販売しております。講座テキストを
ご購入の方には、各担当の先生方の直筆のサインを入れていただけます。)