環境都市工学部

理工学研究科環境都市工学専攻 エネルギー環境・化学工学分野 理工学研究科環境都市工学専攻 エネルギー環境・化学工学分野

現代のエネルギーや環境問題に対処するため、化学反応の基礎原理を応用して、分離精製などの物理的処理技術と統合し合理的に化学製品の生産を行うために必要な原則の究明および技術の開発を目的とする学問である化学工学の重要性が増しています。
本分野では、化学反応の基礎の理解を踏まえて、新しいプロセスの開発のために必要な様々な要素技術に関する研究を行っています。さらに、個々の要素技術を組み合わせて、環境保全を考慮した最も合理的な生産体系あるいは工場を建設するためのシステム化も研究しています。
近年、化学工学は単に化学工業製品の生産のみならず、より広い視野に立った環境保全技術の分野でも重要な位置を占めるようになってきました。すなわち、環境保全が一地域における排出物質への対応の問題から、二酸化炭素による地球温暖化やオゾン層破壊や酸性雨などの地球規模での課題に広がってきており、このようなグローバルな問題に対処するために化学工学で学ぶシステム化に関する知識が不可欠になっています。博士前期課程に2研究領域8研究室を開設し、21世紀の重要な課題である資源・エネルギー・環境などについて化学工学の基本原則とともに研究・教育を行います。大学院生は希望する研究領域に配属され、指導教員のもとで修士論文の作成にあたります。また、その成果は内外の学会や学術雑誌に公表されています。
本分野を修了した工学博士や多くの工学修士は産業界で活躍しており、高い評価を得ています。

研究領域

  • ※教員氏名の○印は研究指導教員(ゼミナール担当者)を示します。

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