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関西大学経済学部主催のGoLDプログラム(台湾)を実施中です!<その2 続編>

2017/12/22

関西大学経済学部主催の短期留学プログラムである、GoLD(Global Leadership Development)プログラムの、台湾(高雄第一科技大学・台湾大学・政治大学)プログラムが2017年12月17日(日)から始まりました。

 20名のプログラム参加学生と引率者の北川亘太・北波道子の3日目は、台湾史における重大な出来事である「ニニ八事件」と「白色テロ」を学習しました。午前中は景美人権文化園区を訪問しました。ここは戒厳令が敷かれていた時代に「政治犯」を収容していた刑務所の跡地であり、人権抑圧の象徴の地の一つです。実際に政治犯として収容されていた蔡焜霖さんのガイドと講演に、学生も教員も引き込まれていました。学生の一人は、「雑居房に入って蔡さんの話を聴いていたときに悪寒がはしった。過去のことのはずなのに、今、その時の雰囲気を感じ取ったような気がした」と、台湾史を「体感」していました。

景美人権文化園区訪問の様子 景美人権文化園区訪問の様子

景美人権文化園区訪問の様子

お昼は国立政治大学に移動し、二二八事件研究の第一人者である薛化元教授の講演「二二八事件をめぐる歴史清算問題」を聴き(通訳は政治大学の李為楨教授と中央研究院の陳家豪博士)、薛先生に質問を投げかけました。学生は、12月6日の第3回事前演習で二二八事件のことを自分たちで深く調べていたため、引率教員が驚くほど核心をつく質問を薛先生に投げかけていました。学生は、二二八事件の調査が「エスニック問題」を前景化するという危険を孕んでいるという「しばしばなされている主張」を事前演習で調べて知っていました。しかし、薛教授の講演では二二八事件の調査がエスニック間の衝突をもたらすというのは「誤解」であるという見解が説得的に示され、学生たちは、「しばしばなされている主張」が新たな研究によって反駁されるという、研究の醍醐味を体感しました。

国立政治大学での講義

午後から二二八国家記念館に移動し、蔡照益さん(台湾国際工商経営研究社全国連合会)のガイドで展示物を見て回りました。学生たちは蔡さんに積極的に質問しながら、台湾の為政者が日本から中国国民党に変わるなかで人々のあいだに生じた「わだかまり」について思いをめぐらせました。

「二二八国家記念館」見学

案内をしていただいた方々や一流の研究者の方々に疑問をぶつけながら台湾史の理解を深めていくという貴重な体験をしたあと、(雰囲気をがらっと変えて)饒河街観光夜市でタピオカミルクティー、臭豆腐、小籠包、胡椒餅、魯肉飯など台湾の食を堪能しました!

饒河街観光夜市

本プログラムは23日まで続きます。この後、新竹、高雄でさまざまな交流を実施します。

記事・写真提供 : 経済学部 北川 亘太 助教

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