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6月1日(月)に関西大学客員教授 大武 健一郎 氏による講演会を開催しました

2015/06/01

経済学部主催の客員教授 大武 健一郎 氏(ベトナム簿記普及推進協議会理事長)による講演会「『世界における日本の行方 -戦後 70 年を迎えて-」を6月1日(月)13時~14時30分、第2学舎4号館BIGホール100で開催しました。
講演会は、中東を例に挙げ、「ISILは自らを『イスラム国』と名乗っているが、中東の『国』を壊滅することを目的としている。イスラムにとって西欧諸国が定めた『国』を必要としない。」として、国家あるいは国境がフィクションであるとの説明から始まり、聴衆には国家にとらわれず活躍することを求めました。
世界経済については、アメリカの政策(金融緩和政策の終焉)によってBRICSの苦悩の時代が続くとの解説がありました。
日本については、アメリカの政策による円安の進行にもかかわらず、原油価格の低迷によって国際収支の危機を免れている幸運な状況であり、実質的には危うい立場であるとの解説がありました。
世界で活躍するためには、日本国内でのコミュニケーション方法とは全く異なった注意が必要で、段階的に相手に理解させることが必要との注意がありました。仲間内のメールのように、相手が自分のことを理解しているとの前提では全く意志が通じないとの指摘です。
ベトナムの経験を通じて、賄賂あるいはボランティアも国によって受け取り方が違うことの説明がありました。ベトナムでは、賄賂は家族間以外では当然であり、「ギブアンドテイク」が前提であるので、賄賂なしに何かを依頼することがあり得ないとの説明です。同様にボランティアが理解されないとのことです。見返りを求めないことに対して、「別の下心」があると解釈され、警戒されるという説明です。
紹介された事例では、日本からの知人をベトナムで案内していたときに、小学生程度の女の子が1ドルで鉛筆を買って欲しいとしつこくつきまとうので、知人が鉛筆はいらないと言って5ドルを渡すと、その女の子は険しい顔つきになって鉛筆がいらないのなら自分を買って欲しいと言ったとのことです。ベトナムでは対価を伴わない施しは重大な侮辱になるということです。
興味深い内容の講演が続いたあと、秋にも講演を予定しているので、今回の講演への疑問・質問等も考えていて欲しいとの締めくくりがありました。

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