学部概要

身近な疑問から学ぶ

日常生活の小さな疑問を深堀りして、学びのタネを見つける。

経済学部経済学科 4年次生中村 智哉 中村 智哉さん
韓国で触れたキャッシュレス経済に驚き、自分の進む道が決まりました。

経済学部の金融・会計専修を選んだのは、自分を含めた人間の生活に欠かせない「お金」や「お金の流れ」について深く知りたいと思ったからです。何事も基礎が大事と、1年次から真面目に授業に取り組みました。その結果、成績優秀者として関西大学第3種給付奨学金をいただくことができました。また、経済学会の成績優秀者表彰も受けました。考えてもいなかったので驚きましたが、その後さらに勉学に身を入れる励みとなりました。

2年次には、ドラマなどを通じて昔から興味をもっていた韓国へ短期留学。ここで将来の進路につながる出来事がありました。飛行機でわずか1時間半ほどの距離にある隣国なのに、日本とはまるで文化が違うことに衝撃を受けたのです。特に驚いたのが、キャッシュレス決済が非常に普及していることでした。日本では全決済の2割にとどまりますが、韓国では政府の方針もあり実に9割がキャッシュレス化を実現しています。この経験をきっかけに、将来はクレジットカード会社などに就職し、日本のキャッシュレス化を推進したいと考えるようになりました。カード会社の研究によると、キャッシュレス化が進展すれば決済の手間が解消され、消費が活性化し、経済成長に好影響を与えることが実証されています。私自身も帰国後はほとんど現金を使わない生活にシフトしました。

3年次からはゼミ活動に注力。ゼミの仲間4人で、関西大学内や全国規模のプレゼンテーション大会に出場しました。研究テーマは「早期卒業制度の導入は大学にとって有益か否か」です。効率良く受講すれば卒業単位は3年で十分取得できるにも関わらず、なぜ大学教育は4年間と定められているのかと、素朴な疑問をもったのがきっかけになりました。私たちは、学生が早期卒業することで学費収入が減る以上に、大学には別のメリットがもたらされると仮定し、早期卒業制度を導入している全国の国公立大学、私立大学を対象に、回帰分析という手法を使って調査しました。すると、仮定通り入学志願者数の増加、入試偏差値の向上、就職率の向上などとの関連性が認められました。この研究発表により、私たちのチームは学内大会では優勝、全国大会では3位の成績を残すことができました。

身近な疑問点をスタートに、経済学的視点で日々研究を深めています。社会に出てからも疑問から学ぶ姿勢を忘れずに、社会に貢献していければと思っています。

KEYWORD
キャッシュレス決済

クレジットカード、デビットカード、スマートフォンなどを用い、現金を使わずに決済するしくみのこと。日本では欧米や韓国に比べて導入が遅れていると言われますが、2020年の東京オリンピックを見据えて、国主体で積極的なキャッシュレス化が推進されています。課題となっているのはセキュリティ面の問題をいかにクリアするか。例えば指の静脈などの生体認証や顔認証など、さまざまな手法で本人確認の確実性を向上し、安心して決済するための技術が研究されています。

私を伸ばす3つの講義
  • 経済学演習

    聴衆が何百人もいる大規模なプレゼンテーション大会への出場を通じ、人前で自分の意見を的確に述べる能力や、臆せず質問をする能力など、就職活動や社会で役立つ力が身につきました。

  • 経済政策

    テレビや新聞で日々報道される身近なニュースを取り上げ、経済学的な視点からその裏側にある背景や理論について解説する講義です。ニュースをきちんと理解できるようになり、感じ取り方が変わりました。

  • 金融経済論

    金融、すなわちお金の貸し借りに関する理論を学習。私たちが生活上遭遇するお金の諸問題について、どう解決すべきか学びました。例えば、ローンもうまく活用すればメリットがあるなど、私自身のお金に対する考え方も変わりました。

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