学部概要

統計データから学ぶ

データを分析、考察することで今後を予測する。

経済学部経済学科 4年次生長谷川 文 長谷川 文さん
マーケティングの視点から、イノベーションの可能性を探っています。

2年次の夏に、キャリアセンターが主催する国際インターンシップに参加しました。ベトナムで過ごした9日間は、日本企業の現地法人に協力をいただき、マーケティング調査を実施。100人以上にアンケート調査を行い、マーケティングの基礎となる3P(プロダクト、プライス、プロモーション)という考え方を実践的に学びました。慣れない環境のなかで、ベトナム語を使いながら伝えることは困難でしたが、まわりの支えのおかげで調査することができました。研修の最後には、現地法人の社長にプレゼンテーションを行い、データの分析内容をほめていただくことに。短期間で仲間と協力しながら達成したので、喜びのあまり歓喜の涙がこぼれたことは今でも忘れていません。

私が所属しているイノベーションを考えるゼミで、この経験を生かしています。イノベーションとは、新規性のあるものやサービスが、市場で売れることで新たな価値を生みだし、社会的に変化をもたらすことを指します。現在私が研究をしているのは印刷業界におけるイノベーションの可能性について。モバイル端末の普及などによってペーパーレス化が進む現在、印刷業界を取り巻く環境の変化や技術の革新、各社の事業戦略など、イノベーションに関わる多様な要因について研究をしています。ただ文献から調査するのではなく、総務省が公表している各種の統計データなどから実際に分析をしており、分析結果をどう表せばより説得力がいくのかをベトナムの経験を生かしながら模索しています。

私は高校生のころに読んだ本や、政治経済の授業をきっかけに経済について深く学びたいと思いました。実際に学び始めて感じるのは、経済学が社会全体の動きを知るというスケールのおおきい学問であるということです。消費者や企業の行動をめぐって、視野を狭めたり、広げたりしながらとらえて、それが経済全体にどう影響を及ぼすかを考えます。こうした理論を学んだうえで、具体的なデータを的確に正しく読み取り、そのデータから自身の考えを生み出すことができるようになるのが今後の目標です。データを読み取ることを繰り返し学び続けることで、新聞記事が意図していることやニュースの裏に隠れていることがわかるようになり、日々の生活でも生かすことができます。

KEYWORD
政府の統計ポータルサイト

経済状況や企業活動について、過去から現在までの動向をつかみ、今後を予測するためには、正確かつ多様なデータが必要になります。こうしたデータの入手先として活用されているのが、総務省が提供する政府統計ポータルサイト「e-Stat」。企業の経済活動や家計の状況など、各省庁が出している統計データが日々追加されており、経済研究においても大いに活用されています。

私を伸ばす3つの講義
  • 経済政策

    世の中のニュースについて、懐疑的にとらえながら経済政策について考えます。先生だけでなく学生の発言を交えて双方向で行われる講義ですので、より一層理解が深まります。

  • 組織の経済学

    ゲーム理論を実際に組織(企業)で応用したときに、どのようなことが起きるのかを理論的に学びます。企業側の最適化について理解することで、社会における労働賃金の仕組みなどもわかります。

  • 計量経済学入門

    新聞やニュースで紹介されるデータは、見方一つで考察の内容が大きく異なってしまいます。それを防止するために、データをいかに効果的に、そして正確に読み取れるかを学びます。

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