化学生命工学部

生命・生物工学科 授業Pick up 生命・生物工学科 授業Pick up

生化学1 生化学1

生命現象を化学的な方法で研究する生化学においては主題として次の6つがあげられます。「生体分子の化学構造と三次元構造」「生体分子の相互作用」「細胞における生体分子の合成と分解」「細胞におけるエネルギーの保存と利用」「生体での分子の組み上げと統合の機構」「遺伝情報の蓄積、伝達、発現」。この授業ではアミノ酸、タンパク質、酵素に焦点をあてて、これらのテーマを学びます。

医薬品薬理学 医薬品薬理学

医薬化学、薬理学および生理学の統合的理解を目的とし、医薬品化合物の分類、医薬品化合物の薬理作用機構、薬物動態や安全性について、創薬の実例を挙げながら解説します。また、医療や薬事行政の問題や医薬品の臨床開発プロセスを通じて医薬品業界の仕組みを解説します。さらに、医薬品業界や創薬研究のトピックや今後の展望等を紹介します。

食品科学1 食品科学1

食品を理解するために必要な基礎知識を学びます。まずは、食品の機能と食品の分類について概要を理解した上で、タンパク質、糖質、脂質、色素、におい成分、呈味成分といった食品に含まれる成分について学習します。また、油脂の酸化、タンパク質と糖質の変化、褐色に変化する褐変など食品成分の変化について理解を深めます。さらに、食品の物性や安全性に関する知識を養います。

生物化学工学Ⅰ 生物化学工学Ⅰ

微生物や動植物の細胞によって、アミノ酸、糖、酵素、医薬品などの有用物質を効率良く生産するための基礎、収率や生産性の評価法を学びます。また、工業化に欠かせない加熱、撹拌、分離などの技術の基礎となる物質の移動や収支の考え方を学びます。コスト計算の基本を含めて、食品などの製造現場で、何十トンというスケールで製品を安定に低コストで製造する際の考え方を身に付けます。

遺伝子工学 遺伝子工学

遺伝子工学は分子生物学や生化学の知識をもとに確立された技術・学問であるが、近年、さまざまな分野で活用され、従来の学問領域をこえた新しい分野を生みだしています。この講義では、遺伝子工学の基礎概念、基礎技術や新技術について解説するとともに遺伝子工学から派生した新しい分野を紹介します。また、遺伝子工学誕生の歴史を振り返るとともに、遺伝子組換え生物を扱う上での規定や規制について解説します。

生物工学コロキウム 生物工学コロキウム

発酵食品・飲料など微生物を応用した技術は、日本が世界をリードしています。この講義では、企業で基礎研究から製品化まで実務に携わった方々を講師に招き、伝続的な発酵食品である日本酒と醤油に関する最新の知見と実生産での課題を、また、チーズやヨーグルトをはじめとする乳製品や、菓子・スナックの開発・製造、デンプンを原料とする新素材の開発など、企業での研究・開発・製品化の過程を紹介します。

クローズアップ授業 クローズアップ授業

福永 健治 教授
科目名:生化学IV

基礎的な知識や柔軟な思考を身につけ、 社会に巣立ってほしいと思います。 基礎的な知識や柔軟な思考を身につけ、 社会に巣立ってほしいと思います。

日ごろから学生には「自分の研究について、専門外の人にわかりやすく説明できるか」を意識して学んでほしいと話しています。例えば、企業の面接で化学の専門家でない人事担当者に「食物を摂取すると体内でどんな化学反応が起きるか」を順序立ててきちんと解説するのは、基本的なことが本当に理解できて初めて可能なことです。授業では、基本的な知識が記憶に残り、さらに理解が深まるように心がけて講義を進めています。ときには教科書に載っていないような話題も展開しますが、そのことで学生たちの意欲をもっと刺激できたらと考えています。

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