化学生命工学部

化学・物質工学科 授業Pick up 化学・物質工学科 授業Pick up

フレッシュマンゼミナール フレッシュマンゼミナール

新入生が化学・物質工学科の学びにスムーズに入れるように設けられた必修科目です。この科目では、科学や工学がどのように生活、地球、宇宙、そして未来に関わっているのかを知るとともに、科学的イマジネーションの重要性や発見に必要な姿勢を学びます。また、大学で学習、研究を進めていく上で欠かせない、情報収集、分析能力、論理的思考力、そしてプレゼンテーション能力を磨きます。

物理化学I・II(演習含) 物理化学I・II(演習含)

1年次の必修科目です。化学反応や物質の状態を理解するには、それらが理論的に成立し得るか否かを判断しなければなりません。この科目では、物質の化学的性質や現象を物理学的に解釈し、状態変化の取り扱いを学びます。物理化学の概念を、実際の問題に当てはめ、演習を通して自ら解を導くことで、修得できるようにしています。この概念は、どのコースでも必要な知識となります。

状態図と材料組織 状態図と材料組織

マテリアル科学コース2年次配当の必修科目です。物質が固体・液体・気体、いずれの状態で存在するかは温度と圧力によって決まります。物質・材料の化学的・物理的性質は構成元素の化学結合様式だけでなく、結晶構造や材料組織にも依存するため、材料組織を知ることは重要です。この科目では、材料組織の地図である状態図を正しく読み取り、その情報をもとに材料組織を適切に制御する方法を知り、使用用途に応じた材料設計法を学びます。

反応速度論 反応速度論

応用化学コース2年次配当の必修科目です。化学反応は時間軸を持たない熱力学とそれを考慮した反応速度論を理解することで、初めて理論的に説明できるようになります。この科目では、反応機構とその統計学的取扱い、反応の律速段階や活性化エネルギーについて学習します。実際のモノづくりでは生産性を考える上で、反応速度を知らなければなりません。また、反応速度を知ることで、化合物の作り分けが可能になり、今の社会が成り立っています。

生体分子化学I 生体分子化学I

バイオ分子化学コース2年次配当の必修科目です。医療などで使用することを想定した生体材料(バイオマテリアル)の設計においては、その働きかける対象である生命現象を理解することが重要です。この講義では生命活動の中心的役割を担っている、タンパク質と核酸(DNA・RNA)の構造と機能について学びます。タンパク質の立体構造がどのように成り立ち、それがどのように機能と結びついているのかを理解し、「生命の設計図」であるDNAからRNAを経てタンパク質が生合成される過程などに関する知識を深めます。

特別研究I・II 特別研究I・II

化学・物質工学科4年次配当の必修科目です。社会人として活躍するためには、自分自身の仕事の意義と目的を深く理解し、問題点を抽出し、それらを解決する方法を見出すことが必要です。さらに、そのプロセスと結果・成果を論理立てて相手に伝える能力も必要となります。この科目では、研究室に所属し、個々の研究テーマについて調査、実験、発表を通して、研究を遂行する方法を学びます。3年次までに身に着けた基礎・専門知識を活用し、レポート作成能力、プレゼンテーション能力を向上させることにより、研究者・技術者をはじめとした社会人として活躍するための素養を習得します。

クローズアップ授業 クローズアップ授業

平野 義明 教授 他
科目名:基礎化学実験

基本的な実験を通して、 将来の専門研究に必要な考察力を育てます。 基本的な実験を通して、 将来の専門研究に必要な考察力を育てます。

化学実験の基本的な手法を学び、研究に必要な考察力を養うことが授業の目的。この金属イオンの分析実験では、溶液に含まれている成分を学生に分析してもらいます。分析の手順はテキストを参照しますが、実際に実験を進めると予想に反した結果が出てくることもあります。原因の一例として、試薬を薄めすぎた結果、反応が十分進まないことがあります。なぜ予想と違う結果が出たのか、プロセスを振り返り、その原因を考える習慣をつけることで考察力が養われます。この力は自身で研究テーマを深めていく際、必ず必要になります。

このページの先頭へ