理工学研究科　松本和也さんが膜シンポジウム2014において学生賞を受賞

氏名

松本　和也

所属

理工学研究科　総合理工学専攻（先端高分子化学研究室）

受賞年日

2014年11月27日

大会・団体名

膜シンポジウム2014

受賞名

学生賞

研究テーマ等

分子インプリント法を用いたポリペプチドゲル薄膜の調製とその分子認識挙動

賞の概要

　日本膜学会は、人工膜と生体膜の膜学の融合を設立理念として掲げており、年に2回、膜学会年会と膜シンポジウムを開催している。膜シンポジウム2014では、「膜科学と膜工学の現在・過去・未来」を主題として、生体膜や生体模倣膜、人工膜などに関する議論を行った。また、学生による優秀なポスター発表に関しては、審査員の審査により学生賞が設けられている。
　この度、当該学生はpHに応答してポリペプチドゲルネットワークの構造が変化し、分子認識能を制御できる新規なゲルの合成に成功した。さらに水晶振動子マイクロバランスチップ上にこのゲルを薄膜として作製し、標的分子の結合をシグナルとして検出することに成功した。これらの成果を膜シンポジウム2014で発表したところ、ポスター発表53件の研究内容・質疑応答・プレゼンテーション能力を複数の審査員が評価し、当該学生を含む10題の発表が学生賞に選出された。